トイレの神様、うすさま明王やで

烏枢沙摩明王の御札紅白で「トイレの神様」という曲が流れ一躍有名になったそうですが、このトイレの神様は烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)が知られています。

元はインドの炎の神様で、あらゆる汚れを焼き尽くすとされています。このためトイレを清める神様になりました。トイレは悪魔や怨霊の出入り口と言われたり、実際伝染病などもこのようなところから感染が拡大する事もあったことでしょう。

烏枢沙摩明王は下半身の病気の功徳がうたわれており、トイレを掃除すると金運が良くなると言ういわれから、金運の功徳もあげられています。曹洞宗のお寺では烏枢沙摩明王が良く祀られています。同じ火の神様で台所の神様である荒神様などが祀られているお寺にも祀られていることが多いようです。

烏枢沙摩明王の御札(品川海雲寺)烏枢沙摩明王の御札はトイレの中に貼りますが、なかなか出しているお寺は少ないようです。東京でしたら青物横丁の千体荒神堂、目黒の目黒不動尊などがあります。静岡県袋井市の可睡齋は日本一古い水洗トイレの真ん中に祀られています。

烏枢沙摩明王は目が見えないために、トイレに入る時は咳払いをしてから入るとも言われています。

ご真言は
「オン クロ ダロウ ウンジャク ソワカ」
「オン シュリ マリ ママリ マリ シュリ ソワカ」

ところで、「トイレの神様」の歌詞では、女神様と言われています。仏像などではどう見ても男性(しかもかなり厳つい)に見えます。

彼女の聞いた話は、このような言い伝えからと思います。家を新しく建てると部屋に神様がそれぞれ住むようになります。例えば、居間には居間の神様、台所には台所の神様、玄関には玄関の神様などです。

美しい女性の神様はお化粧をしていて遅れてしまい、トイレしか空いてなかったのです。この神様はトイレを掃除する人に福徳を授けたり、女性なら美人にしてくれたり、子どもを授けてくれたりするそうです。

他の説では、化粧をしていたのではなくて金銀財宝を持ってくるため、重くて遅くなったという話もあります。