金刀比羅宮の御札

DPP07DA0C090E2C10金刀比羅宮の御札は水引きが独特です。金刀比羅宮は「ことひらぐう」と言いますが、通称「こんぴら」さんと言われ親しまれています。金刀比羅・琴平・金比羅などの漢字で書かれる場合もあります。

本来は海上交通の守り神ですが、江戸時代には大変人気で伊勢参りに継ぐ憧れだったそうです。○金のマークのうちわのお土産物が人気だったそうです。

現在では主祭神は大物主命となっていますが、神仏習合時代は金毘羅大権現、仏教の金毘羅(宮比羅大将または金毘羅童子)として祀られていました。これはクンビーラというインドの神様が由来で、それが仏教に取り入れられ薬師如来の十二神将(部下のような感じ)となりました。

クンビーラはガンジス川に住むワニを神格化した水の神様で、ガンジス川を司る女神の乗り物とされています。日本では蛇で表されて、海上交通の守り神として、海に関係する仕事に従事する人々に崇敬されてきました。現在でも海上自衛隊の殉職者の慰霊祭なども毎年行われています。

最近では産業の神様のほか、金の文字から金運、縁結びの神様などと信仰されています。