書籍「にほんのお守り」に詳しく紹介する予定でしたが、先祖供養のロウソクを改めて紹介します。
本では商品の紹介になってしまうとのことで、難色を示されイラストのみとなってしまいました。P90〜91の「お礼参りをしましょう」というコラムです。神社でお願いしたあとのお礼の仕方を書いてあるのですが、それと同時に先祖への感謝もすることを薦める内容です。
たまに政治家がいざという時に、お墓参りしているのをテレビで見ますが、これは良いことだと思います。
下にイラストのみ載っていますから、挿絵のようですね。
実はこれカメヤマロウソクのご先祖様の好きな物シリーズという、食べ物をかたどったロウソクなんです。レストランなどの入り口にロウで出来たメニューの見本が置いてありますが、アレがロウソクになったと思うと分かりやすいと思います。
ロウソクは灯明(とうみょう)と言って、神仏に供えるのですが、仏教では闇を照らす智慧(P72参照)の光で供養の方法の一つです。お寺や神社でも常夜灯として、昼夜問わず灯しているところもあります。
普通ロウソクは白くて細長いモノを使うのですが、お墓参りでは線香のみ焚いて帰ってきてしまうことが多いようです。先祖が生前好きだった食べ物や嗜好品などを供えることもありますが、最近ではカラスなどの被害により墓地が荒れるので、敬遠されています。
お墓参りの際に重要なのは、形式的な行為ではなく、年に数回先祖のことを思い出してあげる良い機会だと思います。こんな時に、好きな物のロウソクを灯して祖先を懐かしむのに、凄く良いなと思っています。
子供や孫に祖先のことを話したりするのも情操教育になるでしょう。自分の家系がどんな家だったのか、自分のアイデンティティーやルーツを感じる良い機会なんじゃないかと思います。