大国魂神社 すもも祭り からすの団扇

大国魂神社 すもも祭り からすの団扇

2010年11月17日 お守り大百科 0

7月20日に行われる「すもも祭り」1日のみ出される五穀豊穣・悪疫防除にご利益のある団扇。この団扇で扇ぐと、害虫は駆除され、病気は平癒、玄関に飾ると魔を祓ってその家に幸福が訪れると言われています。

現在では扇子(せんす)と団扇(うちわ)が出されていますが、団扇の方が古くから出されているものです。団扇の裏には「六所宮」と書かれています。これは6つの神社があるという意味です。

さて、大国魂神社は武蔵国(東京都、埼玉県、川崎市と横浜市ほぼ全域)の総社です。令制国時代に国府がその国の中心部だったのですが、ここに中央政府から国司という行政官が派遣されてきます。その国司の仕事は、その国の重要な神社を礼拝することであり、交通の便の悪い古代では、広い地域にある神社を回るのは困難でした。

そのため、国司が祀るべき神社の御分霊をまとめて祀る神社として総社できました。この六所宮とは、武蔵国の一の宮から六の宮まで6つの神社が祀られているのです。

さて、武蔵国の一の宮は、埼玉の大宮にある氷川神社というのが通説ですが、大国魂神社では一の宮は小野神社で、氷川神社は三の宮という位置づけになっています。室町時代に氷川神社が一の宮とされるようになったようです。

一の宮というのは民間信仰で、特にどこかで決められた物ではないので、その地域の大きく隆盛を極めている有力な神社が一の宮と呼ばれることが多いようです。そのため、地域によっては、一の宮とされるところが複数あるところがいくつもあります。

ちなみにカラスの団扇・扇子はお祭り期間中のみですが、カラスのデザインのお守りは、年中出ています。