中華街 媽祖廟(まそびょう)

2015年の日本で言うところの旧正月(中国では春節と言います)は2月19日です。中国など東アジアでは、旧暦の正月を新暦の正月よりも盛大に祝う風習があります。今年は中国文化圏で最も偉大な聖獣である龍が干支であるために、他の年と比べると人々の想いも大きいように感じます。

さて、横浜の中華街が風水のパワースポットになる様に作られている知られていますが、その中でも最もパワーが強い位置に中国の神様が祀られています。1つは財運、商売の神様である関帝廟、もう一つは女性の神様で災難除けをはじめ縁結びや安産など女性の様々な願いに霊験あらたかとされている媽祖廟です。

誰でも参拝できますが、神殿内部入るには専用の線香を購入して、身を清めなければなりません。線香と一緒にくれるカードはお守りになり、お財布などに入れておくと良いでしょう。

5本の線香は5つの香炉に順番に礼をしながら供えていきます。人がやっているのを見てまねをしても良いですが、媽祖廟の人はとても親切でちゃんと教えてくれるので、心配はいりません。香炉には祀られている神様の名前がそれぞれ書かれています。

中に入ると独特の作法でお辞儀をします。神殿内部には4つ、出たところにもう一つ財神の神様がいます。中でおみくじやお守りもあります。おみくじは独特な引き方をしますので、係の人に教えてもらいましょう。結果は中国語と日本語で書かれていますが、場合によっては分かり難いと感じるでしょう。

春節の期間は華やかで、中華街も多くのイベントが行われています。媽祖廟も普段と違い、厄除けのための御神輿くぐり、左にいる縁結びの神様の絵馬なども有ります。形状は日本のものとちょっと違いますが、内容は同じです。

お願いをしたりお礼をする時には、中国では金紙と言う紙を燃やして祈ります。金紙は紙の中央部に金箔(本当の金ではないと想います)が貼ってあり、これを燃やすことで、天にいる神様に金をお供えする事が出来ると考えられているようです。