銀座の三越の屋上(9F)には銀座出世地蔵尊が安置されています。
このお地蔵様は、明治の初めの頃掘り出された物と言われています。その後、信心篤い人などが参詣するようになり、縁日には大変な賑わいとなりました。
三越が新築する際に、この屋上に移されました。
この隣には、三囲神社のお宮があります。この神社の由来は近江国(現在の滋賀県)にあります。神像の周りを白狐が三回回った事からこの名前が付いたそうです。京都の商人三井家が江戸に進出した際に三越にのこ御分霊を祀っています。
向島にも三囲神社があります。この神社も三井家とは深い縁があり、京都太秦の蚕の社にある三柱鳥居と同じ形の鳥居は、もと三井邸にあった物で、ライオンの象は閉店した池袋三越のものだそうです。