歌会始

謹んで新年のご祝詞を申し上げます。
年が明け初詣はもうすみましたか?新年の行事が一通り終わった頃にテレビなどでちょっぴり報道される宮中行事で歌会始というものが有ります。

天皇家や皇族を始め、国民から応募された和歌も詠まれますが、テレビではほんの数十秒程度しか映らないので、気になったところで、終わってしまっていることも多いかと思います。皇室の動向はテレビで報道されることが多くなってきましたが、日本文化的雰囲気をもつのは少ないかと思います。

歌会始の起源は、鎌倉中期ごろといわれ文永4年(1267年)1月15日に宮中で「内裏御会始」というものが行われていた記録があります。近年では、昭和22年(1947年)より国民から和歌を募集して選考されるようになりました。お題も年々易しくなってきていて、特に戦後は漢字1字程度のものです。この文字が読み込まれていれば良いとのことです。

歌会始への詠進は、宮内庁のホームページにも掲載されていますが、毎年歌会始の終わりに翌年のお題が提示され、その年の9月末が締切となっています。但し、原則として和歌は半紙に毛筆で自筆で書かなければいけません。(障害者や海外からの応募などで一部例外有り)

普段毛筆で書く機会がない現代人としては、ちょっと敷居が高くなってしまいますが、それでも毎年2万人もの人が応募され、10首選ばれています。

今年のお題は「岸」ですが、どんな和歌が詠まれるのでしょうか?楽しみですね。和歌を応募されなくとも、ちょっとした楽しみがあります。秋になると鳩居堂では、このお題にちなんだ懐紙(お茶席で使う和紙で、お菓子をいただく時に必要です)が販売されます。

この懐紙にはお題にちなんだ絵が透かしとなっていています。透かしなので、使っている人にしか分からないかもしれませんが、こんな事も日本の文化の楽しみの一つですね。

一つ残念なのは、この懐紙は女性用のサイズなんですね。男性用のサイズは滅多に売っていないので、代用できると思います。

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