玉串の上げ方と意味

神社で正式参拝、ご祈祷などを行うと、玉串といって榊(さかき)の枝に紙垂(しで)がついたものを神前に捧げて拝礼する事があります。これを玉串奉奠(たまぐしほうてん)と言います。

玉串のあげ方は書籍や雑誌などでも紹介されていますが、多くは次のようになります。
1)神職から玉串を受け取ります。葉の方は手のひらで支え、根元は指でつまむような感じになります。(右手が根元になる様に渡されます)
2)祭壇前に進み、軽く一礼します。
3)横に持っていた玉串を時計回りに縦にして、願いを込めます。
4)さらに、時計回りに根元を神殿側に向くように回して、台座に丁寧に供えます。
5)二礼二拍手一礼(二回深いお辞儀をして、柏手を2回打ち、もう一度深いお辞儀)をします。
6)軽く一礼してその場を去ります。
一礼した後、くるりと180度回って帰ってしまうと、ちょっと失礼ですので、2,3歩後ずさりしてから、後ろを向いたり左右に去るとよいでしょう。

さて、これは作法の話ですが、玉串を捧げる行為は何を意味するのでしょうか?
家で神棚を祀っている人でしたら、よくご存じだと思いますが、榊は神道において神聖な木で、神棚の左右に祀ります。榊には神様が宿ると言われていますし、常緑樹で常に青々しているので縁起が良いという意味もあるそうです。

この神聖な木である榊の小枝に紙垂を麻紐で結んだもが玉串です。麻紐は省略されて紙垂に切り込みを入れて捻ってある場合も良く見かけます。
この玉串に自分の心をのせて、神様に捧げるという意味があります。
他のいわれでは、神様が大きな木として、その枝が自分だとして、自分が神様のものに向かっていく姿を現すものとされています。

玉串を縦にする時に自分の願いを込める人もいますし、感謝の気持ちを玉串に込める人もいます。いずれにしろ、玉串で拝礼する際は、ポイッと投げないで丁寧に捧げる様にしたいと思います。