新しい御札

新しい御札

今年もいよいよ12月。この一年はいかがでしたでしょうか?
古代日本人から受け継がれた精神として清潔であることがあげられると思います。1私たち日本人は年の終わりには様々な物をきれいにして新しい年を迎えようと考えてしまいます。

年に2回行われる「大祓」の一つは12月末に行われて、今年1年に知らず知らずに積もった罪穢れを祓います。家庭でも大掃除と称して今まで掃除が出来なかったところまで掃除してお正月飾りを飾ったりすることでしょう。

家の掃除が終わりますと、神棚の御札を新しい物と交換して、来る新年に向け準備をします。氏神様(氏子地域の神社)、天照大神の御札(天照皇大神宮)、崇敬する神社などの御札は、何時から受け取り、何時頃取り替えるのが良いのでしょうか?

神社の御札やお守りなどは1年で新しくするというのが慣わしですが、まず気になるのは、例えば9月に戴いた御札はこの年末でお終いなのでしょうか?

神社では翌年の御札を12月1日から出すことになっています。新年の御札はこれ以降に神社から受け取ったものを翌年の御札として祀ります。

1年に1回行われる大祭の御札やその他祭礼などで出される御札に関しては、翌年の祭礼の日まで祀っておいて良いでしょう。例えば、11月の酉の市にもらった熊手は翌年の酉の市まで祀っておいて、新しい物と交換するのがよいでしょう。

年内に旅行など遠方の神社で戴いた御札はどうでしょうか?人によっては翌年の年末まで継続して祀っている方もいますが、やはり新年は新しくして迎えたい物です。

12月に入り、大掃除が終わってしまえば、神棚を清掃し新しくいただいてきた御札を取り替えます。この日というのは特に決まっていませんが、あまりギリギリでは縁起が悪いと言われています。

29日は九日飾りと言われ、「九」が「苦」に通じると嫌われています。
31日は一夜飾りと言われ、不幸があるとあわただしく祭壇を飾る事と同じなので、嫌われています。

御札は基本的に年内に替えておきます。大晦日から元旦にかけて年神様(としがみさま)が家々にやってきます。この年神様は、地方によっては、お歳徳(とんど)さん、若年さんなどとも呼ばれ、暦では歳徳神、恵方神と記される事もあります。

また、祖先の霊や氏神様とされるところもあるようで、年神様の御札が出されている地域もあるようです。

さて、新年を迎えると「明けましておめでとうございます」と言いますが、年を明けるというのは、年神様がいらした時なのです。ですから、1月1日0時0分をもって正月とするのではなく、むしろ明け方に近い時間になります。神社では元旦の朝に行われる歳旦祭を終えて、初めて「明けましておめでとうございます」と言うそうです。

日の出と共に年神様が来るという人もいますが、天皇陛下は午前5時半頃に四方拝が行われ、5時40分頃に天皇と皇太子様が礼拝を行われるそうですから、日本としてはこのぐらいの時間が年明けなのかもしれません。

近年は忘れられていますが、大晦日から元旦にかけて年神様を一緒に迎えるために、夜通し起きていたり、江戸時代ではその年の恵方の社寺への恵方詣(初詣)が盛んでした。

お守りなどは新年明けてから初詣でいただくのが良いでしょうが、神棚の御札は年内に準備しましょう。

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