年越しの大祓

日本人は清潔好きで世界的に有名です。
パリなど美しい事で有名な都市から来た人も、日本は綺麗だといいます。これはパリは建物自体は美しいのですが、街自体は犬の糞が落ちていたりかなり汚れています。

それに比べて日本はクリーンで、キレイであることを関心しています。こんな日本人は古代からきれい好きだったようで、清潔にすることが何より重要だったのですが、これは精神的な面にも及びます。

大祓(おおはらい)という、罪穢れを祓う神事が年に2回行われます。始まった当時は旧暦で、6月末、12月末でした。現在では一般に新暦の6月末と12月末に行われています。但し神社によって、変わる事があります。

一般的に大祓では人形(ひとがた)と言う人の形をした紙に自分の名前と年齢を書き、息を吹きかけ、この人形で体を撫でて、神社に納めます。

神社では、人形や参拝者を払う神事を行います。多くの神社では誰でも参加できるようになっていますから、ぜひ参加して下さい。
その際に、古代から伝わる祝詞(のりと)をみんなで唱えると思います。
書籍「にほんのお守り」でも解説していますが、神道では最も重要視された祝詞です。