今回は前回の初夢に続いて、初○○という日を紹介していこうと思います。
年が明けて初めての縁日
年が明けて初めての縁日を「初○○」といいます。例えば、初めての観音様の縁日は初観音、お不動様の縁日は初不動となります。この縁日は、観音様なら毎月18日、お不動様なら毎月28日と決まっていて、毎月この日に行くと普段より増して功徳があるとされているのです。
日は干支が割り振られている
日にも十二支が振られていて、例えば平成23年1月1日は「丙辰」という日になっています。十二支のうち、いくつかは子、午、巳、亥なども縁起があり、神社やお寺ではこれ以外の干支でも縁起を担いでいるところもあります。
子は特に甲子(きのえね)という日に大黒天(または大国主命)を祀る寺社で甲子祭が行われている場合があります。
巳は弁天様など蛇に関係する寺社で縁日が行われます。さらに己巳(つちのとみ、60日に1回)は盛大に行われます。
亥は摩利支天を祀るお寺で特別にお祭りが行われることがあります。
午の日
午の日はお稲荷さんの縁日です。初午は、立春(節分の翌日)明けてからの初めての午の日と変則的です。通常2月にあります。一部の寺社では2月始めの午の日としているところもあります。
主な縁日
5日 水天宮(安産など)
8日 薬師如来(健康、四緑木星の守り本尊)
10日 金比羅様(航海、金運)
13日 虚空蔵菩薩(学問、丑年、寅年、八白土星の守り本尊)
15日 阿弥陀如来(戌、亥年の守り本尊)
16日 聖天様(子宝など)
17日 千手観音(諸願成就、子年の守り本尊)
18日 聖観音(諸願成就、一白水星の守り本尊)
21日 弘法大師
23日 勢至菩薩(午年の守り本尊)
24日 地蔵菩薩(子どもの守り神、二黒土星の守り本尊)
普賢菩薩(辰、巳、三碧木星の守り本尊)
25日 文殊菩薩(卯、九紫火星の守り本尊)
天神様(学問)
28日 不動明王(厄除、金運、酉、七赤金星の守り本尊)
大日如来(未、申、五黄土星の守り本尊)
寅の日 毘沙門天(六白金星の守り本尊)
午の日 稲荷様
亥の日 魔利支天
甲子 大黒天
己巳 弁財天
庚申 帝釈天
一、五、九月のことを正五九(しょうごく)と言って特に盛大に祀ることがあります。
縁日は、様々ないわれがあるので、お寺によって違う日の場合があります。
年の終わりの縁日
ちなみに、初があれば、終わりもあり、一年で最後の縁日は、「納め○○」となります。初○○で、一年の幸運などを祈って、納め○○で一年の感謝をするというわけです。