端午の節句と立夏

菖蒲湯

今日5月5日は端午の節句です。今年は、立夏も重なっています。

端午の節句は、中国の戦国時代に5月5日に非業の死を遂げた楚の詩人屈原(くつげん)を死を悼む鎮魂の祀りが原点ですが、唐の時代に科挙に落ちて自殺した鍾馗(しょうき)を皇帝が手厚く葬ったことで、魔除けの神となり、学問の神様としても信仰されました。鍾馗の絵(人形)を飾る風習はここから来ています。

立夏は大体5月4日か7日頃に迎えますが、この頃から暑くなってきて、体調などが不調になりやすく、このような厄払いをしました。季節の変わり目は心身ともに不調になりやすく、お祭りやお祓いなどで防いでいたようです。

京都のやすらい祭り(京都の三大奇祭の一つ)も4月の中頃に花傘(風流傘)の下に入ると厄払いになるとされいますが、こちらも元は疫病祓いが原点のようです。この花傘は、厄払いに効果的であるとされた笹を使っていたとも聞きました。

菖蒲湯菖蒲の葉をお風呂に入れて入ると邪気払いになるとも言われ、日本の殆どの地域で残っている風習ですね。

この時期は、いずれにしろ、心身のバランスが狂いやすいので、健康管理に注意しましょうね。

そして、スーパームーン。月が地球に近づくため通常の満月より14%大きく、30%明るいらしいです。昨年のスーパームーンの時は東日本大震災が起きたりと天災の危険性をあげる研究者もいます。
http://www.rbbtoday.com/article/2012/05/05/88998.html